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文は出来るだけ文脈の中で、状況と伴に覚える
「英作」発想では英語国民に通じる自然な英語が身に付かない
日本語に当てはまりそうな英単語を並べただけの「英作」
工事中で見学出来ない旨のお知らせ
日本語発想と英語らしい表現
「いただきます」を英語でどう言うの?
ご乗車誠に有り難うございます
全く意味不明で、典型的な日本語英語
文は出来るだけ文脈の中で、状況と伴に覚える
生徒さんのN.G.D.のMemorization checkの時、Birthday partyの場面で男の子がケーキの上のロウソクの火を今まさに消そうとしているイラストがあり、What is the boy going to do? と質問したところ He is going to turn off the candles. と答えました。
これは、日本語訳で英語を覚えてきた今までの勉強方法の結果犯す過ちですね。言いたい事は理解出来ますが、正しい英語ではありません。
turn off = 消す
と覚えているから何ら不自然に思えないのです。
単語の意味は最低、文の中で、文は出来るだけ文脈の中で、状況と伴に覚える事によってのみ避けられる過ちです。
当学院の、イメージで英語を覚えるとは、文章の中でその英文が使われている状況と伴に意味を覚える事です。
そうする事により、その英文の正確な意味が理解出来るようになるのです。
turn off は、テレビやエアコン、照明等の電気製品の電源を切る時、つまりスイッチのような物に使用する表現であり、火事の火を消すとか、この場面の様にケーキの上に灯されているロウソクを消す時には使用されません。
上記の場面を表現するなら
He is going to blow out the candles on the cake.
と言えば良いでしょう。
火事の様な場合の火を消すのは put out , extinguish 等が使われます。
fire extinguisher と言う単語をついでに覚えて下さい。
「英作」発想では英語国民に通じる自然な英語が身に付かない
生徒さんの書かれた Made-up story に下記の英文がありました。
I decorated the candle in my room.
ヨーロッパを旅行中に、ある店で素敵なキャンドルを見つけたので購入し、ホテルの部屋をそのキャンドルで飾ったと表現したかったのだそうです。
これも「英作」するがゆえの間違いだと思います。
当学院で「英語で考える」勉強方法を学んでいても、簡単には「英作」発想が抜けきれないようですね。
一旦身についた癖は、やめないといけないと理屈ではわかっていても、簡単には改められないものです。
上記の状況を英語で表現するにはDecorate WHAT with WHAT の構文で表しますので、次のようになります。
I decorated my hotel room with the nice candles I had found (bought) in a store.
尚、このサイトの唯一の目的は、「英作」発想では英語国民に通じる自然な英語が身に付かない事を、皆様方に真にわかって頂く事です。
決して生徒さんの間違いの揚げ足を取る事が目的ではなく、そのような意図は一切ございません。
今後もこの目的のために Make-up story からの表現を使用させて頂く事がありますが、目的、意図を誤解しないでください。
日本語に当てはまりそうな英単語を並べただけの「英作」
とある公衆トイレのティッシュの販売機に、下記の注意書きがありました。
<ご注意>
このトイレではティッシュを常備しておりませんので、
ご使用になる方はお買い求め下さい。
ATTENTION
Because I do not have a tissue
always ready in this restroom,
Please buy used one.
これは「英作」の成せる技からくる間違いというよりは、このサインを英訳した方に英語力がなかったのだと思います。
英語力がないのに自尊心から断れなかったのかどうか、状況はわかりませんが、単純に日本語に当てはまりそうな英単語を並べただけの「英作」です。
私が中学生のころ流行ったジョークに Spring has come.
の英文を「バネ持って来い」と訳したという話がありましたが、まさにその逆を行く英作です。
なぜこのような発想の英文になったのでしょうか。
特に最後の used one はいただけませんね。
人の使用したものは無料でも遠慮したいものです。
ましてやトイレで使用されたティッシュを誰がお金を払って購入するでしょうか。
「英作」した看板に、英語国民だと思われる人の落書きの話もありますが、このサインの下にもI think I'll pass this time. と手書きされていました。
これも英語国民の落書きでしょう(英語国民だと思われる人の落書きの話)。
上記の注意書きを英語で表すなら
No toilet paper is provided in the restrooms.
Please buy a pack of tissues from the ( vending ) machine.
工事中で見学出来ない旨のお知らせ
ある観光地で下記の様な英文の看板が表示されていました。
表示内容は、ある建物がその日は工事中で見学出来ない旨のお知らせでした。
Today is under construction.
Thank you for understanding.
上記のお知らせの下の方に、下記の英文が手書きされていました。
It is still early. Today will be ready tomorrow.
「Be」動詞の使い方が日本語の「〜です」に影響されて、どうしても間違うようですね。
中学校の最初に学ぶ動詞が「Be」動詞ですが、「A = B」の関係になる事を忘れるのか、あるいは学ばなかったのか、このサイトでも常に話題として出てきます。
上記の看板の英文では today = under construction となりますので、意味を成さない英文になってしまっています。
下に手書きされている英文はおそらく、英語が母国語の観光客が看板の英語を文字通りに理解して、ユーモアたっぷりに落書きをしたのでしょう。
日本語発想と英語らしい表現
日本語では否定形で表すのが普通でも、英語では肯定形が普通で、またその逆の場合もありますね。
特に英語での否定形は、まさにその様な行為におよぼうとしている人に使う事が多く、その様な行為をするかどうかわからない人に最初から否定形を使用すると、きっとその行為をするだろうと話し手が思っている様に受け取られます。
少し思い当たるものを紹介しましょう。
上段が日本語発想で、下段が英語らしい表現です。
Don't be late.
Be on time.
Would you like to come in?
Won't you come in?
Don't move.
Hold (still). Freeze
Don't move your place.
Stay where you are.
Don't you know?
Do you know...by any chance ?Do you happen to know...?
Don't step on the grass.
Keep off the grass.
Don't touch.
Hands off.
Unauthorized people are not permitted (allowed)
Staff only. Authorized personal only.
Don't let go of the cart.
Hold your cart.
Stop breathing
Hold your breath.
(これは意味の上で肯定と否定)
単語で日本語と英語の順序が逆の表現もあります。
下記に幾つか例を挙げてみました。
白黒テレビ black and white TV
オーブントースター toaster oven
労使 management and labor
貧富 the rich and the poor
紳士淑女 ladies and gentlemen
光ファイバー fiber optical
父母 mother and father
昼夜 night and day
老若(男女) the young and the old
週休2日 5 days a week (休む日数か、働く日数)
3月10日金曜日 Friday , March 10th
東西南北 North, South, East, West
同じ順序の場合もあります。
男の子女の子 boys and girls
男女 man (men) and woman (women)
発想の違いで表現が逆の場合もあります。上段が日本語発想の英文です。
Please operate the machine after reading the attached manual.
Please read the attached manual before operating the machine.
from 16th of the month till the 15th of the following month.
from 16th of the previous month till the 15th of this month.
I will go to see you.
I will come by to see you.
住所の書き方が反対からなのは周知の事実ですね。
名前の順番も given name , family name と日本語とは逆です。
何時まで開いていますか?は What time do you close ? と表現します。
最後に文化、習慣の違いを幾つか挙げてみましょう。
ドアの開閉 (部屋の内側と外側)
車の走行レーン (但し一部の英語圏の国では日本と同じ)
車の方向指示器の設置位置 (ハンドルの右と左)
車の油量計 (EとFが左右逆)
トイレの水タンクのレバー (タンクの右と左)
鍵の開閉 (開ける時に回す方向)
トイレの座る向き (ドアに対して、和式は後ろ向き、洋式は前向き)
鐘の打ち方 (外から打つか内から打つか)
野菜のピーラー (手前に引くのか反対に押すのか)
カンナ、ノコギリ (手前に引くのか反対に押すのか)
ゴルフのカート (手前に引くのか反対に押すのか)
*最近は電動カートになったので違いは無くなりました。
人を招くときの手振り (手の甲が上と下)
指で数をかぞえる時 (指を折るか開くのか)
国技が個人競技か団体競技か (会社の仕事等のやり方は、個人、団体が逆)
お釣りの計算のし方 (支払額から代価を引くか、代価から支払額まで足すか)
一日の始まり (夜中の12時からか日の出からか)
日曜日 (週の終わりと考えるか始まりと考えるか)
本の発行スタイル (最初のページに出版社、作者等の記載を後ろのページ)
少しは楽しめましたか? 何故この様に反対(逆)があるのか不思議ですね。
「いただきます」を英語でどう言うの?
食事を始める時に「いただきます」と日本語では言いますが、これを英語でどう言えば良いかとの質問を時々生徒さんから受けます。
何も言わなくて良いと私は答えるのですが、生徒さんはそれでも何とか英語で表現したいという気持ちをお持ちのようです。
その場合には、それなら日本語でそのまま言えば良いでしょうと答えます。
クリスチャンは食事の前に神に食べ物を与えて下さった事への感謝を表し、お祈りの最後に全員で Amen と言います。これを grace と言い、それから食事を始めます。勿論 I am going to eat the meal. と『英作』しても何の意味も伝わりませんね。
如何に『英作』発想の英語が意味を成さないか、段々理解出来る様になったのではありませんか。
以前ですが、雑誌の広告の中に、「人生は一度」と云うタイトルの横に英語で『LIFE IS ONCE』と書かれているのを見た時は開いた口が塞がらないというか、あきれかえった思いがしました。
中学生でもわかりそうな文法的間違いにこのコピーを書いた出版社の誰もわからなかったのでしょうかね。「英作」弊害の良い一例ですね。
敢えて英語に訳したなら We(You)have (only) one life to live.でしょうが、日本語が表しているほど迫力のある英文ではありませんね。
ご乗車誠に有り難うございます
下記は私が最近よく利用する高速バスの電子表示板での英語です。
Thank you truly for getting on.
と表示されていました。
この英語を読んだ瞬間、開いた口がふさがらないほどの驚きでした。
下車する時に、この英語表示は間違っているから直した方が良いので会社にその旨伝える様に、お節介だとは思いましたが運転手さんに進言しました。
その後もこのバスの表示は替わっていないので、運転手さんが伝えなかったのか、伝えたけれど無視されたのか、何が間違いなのかが理解出来ないのか。
先ず、trulyと言って感謝の気持ちを強調したかったのかどうかですが、普通は強調する時は very much , indeed などを使いますね。
truly は当然 true の副詞形で、意味は true なのです。
Thank の気持ちが true ですと言うのは不自然な表現ですね。
これは日本語の「誠に有り難うございます」を文字通り『英作』した英語でしょうね。
次に、get on , get offと言うのは皆様方もご存知の様に、bus , train の様な乗り物に mount onto , dismount from と言う事でaction を表す表現です。
また、getting on What が抜けています。
バスの中の表示ですからこの場合の What はバスの事だと言わなくても判るでしょうと思いたくなりますが、英語では表現しないと不自然なのです。
またこれは「ご乗車誠に有り難うございます」と言う日本語を『英作』したのでこの様な表現になったと思われますが、ご乗車はバスに乗る行為ではなくbus rideを意味しますから、文法的にはgetting on では無く riding ABC bus が正しい英語になります。
ではこれらの事を訂正すれば、それで正しい自然な英語になるのかです。経験が多くありませんから確証を持っては言えませんが、私が利用した高速、長距離バスで「ご乗車誠に有り難うございます」を表す英語表示を見た覚えがありません。
飛行機では Thank you for choosing American Airline. We appreciate your business. Please feel free to ask us anything to make your flight more enjoyable. の様な内容のアナウンスをしておりますが、バスはどうなのでしょうかね。
全く意味不明で、典型的な日本語英語
某中堅学習塾の教室に掲げられている看板に、下記の英文が書かれていました。
この看板には小学生から高校生までの指導を謳っており、その看板を見るのはどう考えても対象になる生徒並びにその保護者にも関わらず、大きな字で下記の様な英文が書かれていました。(誰に読んで貰うために書かれているのかわかりませんが、かっこいいと考えているのか、或いは塾の権威を上げるためなのか....。)
We discover individuality of each student.
全く意味不明で、典型的な日本語英語です。
英英辞書には Individuality は the quality of being individual と説明されています。
ちなみに英和辞書で調べると Individuality は、個性と説明されています。
つまりこの文は各生徒の個性を見いだす(発見する)とでも言いたかったのでしょうね。
確かに同じ英英辞書に the particular character or aggregate of qualities that distinguishes one person or thing from othersと説明されています。
これは日本語で云う『個性を伸ばす』と言う時の意味とは違いますね。
英語がわかる方はこの塾の生徒にはならないでしょうし、看板を見る人は英語の理解出来ない方がほとんどでしょうから問題ないのかも知れませんが、「英作」から来る間違いですね。
学校の英語の先生で真の意味で自然な英語が書ける方は皆無に等しいと思います。
有名な先生の書かれている受験参考書の英語のテキストにはこの様な不自然な英語のオンパレードです。
英作発想ではどうしようもない問題です。
またこの英文には続きが無いので、たとえ文が正しいとしても、英語国民がこの文を読んだなら必ず How ? What for? と質問するはずです。
その答えが書かれていないので、この文は何らかのメッセージを発信しているとは言えませんね。
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