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笑っては済ませられない、とんでもない誤解を与える英語
滑稽な場面が想像される英語
アメリカ人は I am from America. とは答えません。
長らくお待たせして申し訳ありません
英語力がある方でさえ使ってしまう不自然な日本語英語
友人と会う約束があります
笑っては済ませられない、とんでもない誤解を与える英語
市販のグリーティンカードに印刷されていた英文です。
「はっぴーぽすとかーど」と書かれたカードに、以下の英文が印刷されていました。
FOR YOU
I always think of your thing.
一見何ら問題が無いように見えるかもしれませんが、これも「英作」がなせる間違いかと思われます。
多分、日本語の「いつも貴方の事を想っています」を英作したから、この様な英文になったのでしょう。
日本語でも同じですが、直接口に出して言ったり文字で表したりするのがはばかれる言葉の場合に、暗にそれとわかる言葉を代用して直接には表現しない事がありますね。
上記の英文では、その代用語を使用した英文として理解され、英語国民には「いつも貴方のアレを想っています」という意味に伝わります。
声や文字にして大っぴらに表現する事ではありませんね。
また、文字通り「英作」してとんでもない誤解を与える英語にintimate friend があります。
言っている本人は良い意味で使っているのでしょうが、これは異性に対してその気が無いなら禁句になります。
相手に貴方の真意とは違った誤解をされます。
親しいお友達より、更に深い意味になりますのでご注意下さい。
内容的には笑って済まされる「英作」問題も中にはありますが、今回の間違いは笑っては済ませられないですね。
ご注意を。
滑稽な場面が想像される英語
毎週火曜日に通学されている生徒さんが、前週の火曜日は休まれていたのでどうなさったのかと思い尋ねたところ、下記の答えが返ってきました。
I was absent last week because my work was very busy.
これも生徒さんがよく間違われる表現ですね。
意味はわかりますが、この様な英語を完全にイメージで捉えると非常に滑稽な場面が想像されます。
日本語では「仕事が忙しい」「学校が忙しくて」と言い表しますが、
英語ではworkやschool が busy する事はないのです。
英語のまんまイメージで捉えると、仕事が事務所の中を忙しそうに動き回っている様な想像をしてしまいます。
人が、仕事や学校の勉強または活動で忙しい状態になるのです。
ですから、
I was busy working till late.
I am busy with schoolwork.
このように表現すべきでしょう。
私の知る範囲では、英語で人以外が busy するのは電話ですね。
The line is busy. とか The phone is busy. と言って、話し中である事を表します。
また busy street とか busy placeと人以外に使用して、heavy traffic を表します。
お解りですね。単純に言葉の置き換え、即ち「英作」をしていると、上記の様な違いがわかりづらいのです。
「英作」せず、場面に合った言葉をそのまま覚えていく事でしか解決しないですね。
単語の意味は文の中で、文の意味は文脈の中でのみ生じます。
単語を単独に覚えて文法力で「英作」する事がいかに無謀な事であるのかも、その結果が「日本語英語」になる事も、勿論おわかりですね。
アメリカ人は I am from America. とは答えません
私たちが外国人に出身国を聞く時に、Where do you come from ? または Where are you from ? という表現をよくします。
(注 : Where did you come from ? は必ずしも出身国を聞く質問になりません)
アメリカ人は I 'm from the States. (of America) と答えます。
I am from America. とは決して答えません。
家に置いてある WEBSTER'S UNIVERSAL COLLEGE DICTIONARYと、私が普段使用する電子辞書の両方に、驚いたことに America と言う単語はリストされていません。
America と英語で言う時には、カナダ、アメリカ、メキシコを含む North America、小国が連なっている Central America、日本語で言う所の南米のSouth Americaと分けて使用します。
ですから Are you from America ? と質問しても、出身国を尋ねた事にはならないのです。(言葉として意味は通じますが)
もう一つ、これはアメリカ人講師に指摘された事ですが、No, you aren't. と生徒は答えるが、自分たちアメリカ人はこの様には答えず、No, you're not. と答えるとの事です。
文法的にどうのという問題で無く、言語の習慣ですね。
日本語を勉強しているアメリカ人に、川原は「かわはら」とは読まず「かわら」と読むと訂正した時に、「かわはら」は間違いかと問われて、普通その様には読まないと答えました。
元々は「かわはら」と読まれていたのが「かわら」と読まれる様になったのだと思います。これらも言語習慣ではないでしょうか。
長らくお待たせして申し訳ありません
随分以前の事ですが、アメリカの銀行が日本に支店を開設しました。
アメリカを旅行する時にお金を引き出すのに便利かと思い、口座を開設しに出向いた時の事です。
日本の銀行とは店のレイアウトが全く違っており、さすがにアメリカの銀行だと感心しました。
ここは日本の習慣に従ったのか、番号札を取り順番を待っていました。
アメリカでは、訪問者ノートの様な物に名前を書くか、受付嬢に用件と名前を告げて順番を待つのです。
番号札を持って待っていると、録音された声で番号が呼ばれ「何番の机の所にお越し下さい」との案内が日本語でなされていました。
アメリカの銀行ですから外人客も多いので、その番号の机にいる英語の達者な行員が、英語で案内をしていました。
客が外人の方で、机に着席された時に、I am very sorry to have kept you waiting so long. と言われているのが聞こえました。
多分「長らくお待たせして申し訳ありません」と言いたかったのでしょう。
これも「英作」故のおかしな英語ですね。
まず、日本語では客にすぐに謝る所から始めますね。
これは良い習慣だと思いますが、英語で I am sorry. と言って謝るのは、自分に非が有って責任を取る覚悟がある様な場合です。
日本語ではすぐに「すみません」「ごめんなさい」と言う表現を使うので、英語でもすぐ I am sorry. と言いますが、これは止めた方がよろしいかと思われます。
生徒さんもよく、レッスンでチェックに来られて、間違うとすぐに I am sorry. と言いますが、その必要はありません。
どうしても謝りたい時には、軽く Sorry 位で済ませて下さい。
前もってその行員とアポを取っていたにも拘わらず客を待たせたのなら上記の英文は正しいでしょうが、客が多くて結果として待たせた時には、英語では I am sorry. と言う必要は基本的にありません。
アメリカの銀行で私が経験したのは、名前が呼ばれて机に案内されたら普通の挨拶から始まり、その後すぐに用件に入っていきました。
I am sorry. は全く言われませんでした。
日本人の習慣として、客を待たせて申し訳ない気持ちをどうしても表したいのであれば
Thank you for waiting.
とか、そのような表現をすればよいのではないでしょうか。
すぐに謝る日本の習慣は良いことだと思います。
アメリカ人は自分が悪くても基本的には謝りませんから。
その後、その行員と客が話をしておりましたが、行員が Please write your secret number here. と言ったので、外人客が What do you mean ? My secret number ? と言った様なやり取りをしておりました。
この英語は客には全く通じなかったようですね。
皆さんには何の事か理解できますね。暗証番号と言いたかったのでしょう。
この暗証番号は英語では PIN NUMBER と言って、Personal Identification Number の頭文字を取って PIN と言いますが、英語でも PIN と言っただけではそれこそピンと来ないので、重複にはなりますが PIN NUMBER と言うのでしょう。
英語力がある方でさえ使ってしまう不自然な日本語英語
以前、TVで、宇宙ステーションに居る日本人宇宙飛行士とスタジオを結んでの生放送中のことです。
英語をきれいに発音される女性アナウンサーが日本人宇宙飛行士になぜか"英語"で話しかけておりました。
日本人同士ですし、番組を見ている視聴者も日本人なのに、開口一番
How do you hear me?
と質問されていました。
聞いた瞬間には意味がわからず、しばらくしてから「どのように聞こえますか?」と質問しているのだとわかりました。
これも「英作」のなせる技からの間違いですね。
まともにこの質問に答えようとすると、ネイティブは一瞬質問の意図が理解出来ず、戸惑うのではと思います。
英語では Can you hear me? と言うのが普通ではないでしょうか。
また、ゲスト出演されていた元宇宙飛行士も日本人同士なのになぜか"英語"で、番組出演に感謝するような内容と思われる挨拶をされておりました。
話された英文を書き取らなかったので正確には何と話されたのか覚えておりませんが、 appear という動詞を使用されていました。
これも奇異に聞こえました。
アメリカのテレビ番組で、ゲスト出演される方にこの単語を使っているのを私は一度も聞いた事がありません。
ほとんどの場合、ゲスト出演の方にThank you for joining us today (tonight) 程度のことを言っております。
この様に英語力がある方でさえ「英作」する結果、日本人しか使わない、日本人にしか理解出来ないような不自然な"日本語英語"になってしまい、これが問題なのです。
アナウンサーの方も宇宙飛行士の方々も、当然英語力は間違いなくおありなのです。
問題は「英作」発想が抜け切れていないせいで、未だに伝統的な「日本語訳」、「英作英語」で英語を話してしまっているのですね。
友人と会う約束があります
先日、アメリカ人の『婚活』事情といった内容の番組が放映されました。
男性から見知らぬ女性への声のかけ方の例で、女性アナウンサーが、男性から街角で声をかけられる場面がありました。
下記はその場面での英語です。
男性:Are you lost?
女性:No. I have an appointment with my friend.
長年アメリカで生活していても、日本語で考えているので英語らしい英語がなかなか身につかない例として印象に残りました。
「Appointment=約束」と理解しているからこのような反応になるのでしょうね。
appointmentは、どちらかと言うとformalなmeeting arrangement を意味し、doctor, lawyer, client, business meetingのような時に使用するのです。
一般に友人と会う約束にはappointmentは使用しないと思います。
また、上記の応答は、状況を直接的には表現していませんね。
女性の答えから、友人と会う約束があり待っている、ということが伝わりますが、英語では直接表現が自然ですので、No. I am just waiting for a friend of mine to come. くらいの返答が自然ではないでしょうか。
このように、日本語では何ら不自然でないと思われる会話が英語では不自然になります。
よく生徒さんが使う下記の英語は、英作しているからでしょうね。
I have an appointment with my friend at 8 o'clock tonight.
I am going to meet a friend of mine at 8 o'clock tonight.
という方が英語らしいですね。
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